こんにちは。今日は一段と暑くなり、仕事中も部屋でグッタリしておりました(汗)。
さて車の排気量によって、自動車税の納税額が定められているのは皆さんご存知ですね。今回はその「車の排気量」について、基本をおさらいしましょう。
車の排気量とは、エンジン内部でガソリンなどの燃料が燃える部分の容積のことを表しています。排気量の単位は、「cc」もしくは「L」です。
そもそもエンジンはどうやって、動力を発生させて車を動かしているのでしょうか?
エンジンは、空気を吸い込んでガソリンなどの燃料と混ぜて爆発させることで動力を生み出しています。そのエンジンが吸い込むことができる燃料と空気の総量が排気量です。
排気量は「シリンダーの内径(ボア)×ピストンの上下運動の長さ(ストローク)」で計算します。
シリンダーは燃料を燃やす筒のことで、そのシリンダー内部にはまり込んで混合気の圧力を受けたり混合気を圧縮したりしながらシリンダー内を上下運動するのがピストンです。
シリンダーが3つある場合は3気筒と呼ばれ、排気量も「シリンダーの内径(ボア)×ピストンの上下運動の長さ(ストローク)」で算出された数値の3倍となります。
排気量が大きい車のメリット
- 加速がスムーズになり、上り坂もスイスイ登る。
- 高速道路の合流も、無理なくこなせる。
- エンジン音が静か。
なぜ排気量が大きいと、エンジン音が静になるのかというと、例えば60 km/hで走行したい場面があったとします。このとき排気量が小さい660 ccの軽自動車と、1500 ccの自動車を比較すると軽自動車の方が排気量が小さいため同じ加速を得ようとすると、その分エンジンを回さなければなりません。エンジンの回転数が上がると、振動音も大きくなります。逆に排気量に余裕がある1500 ccの方が比較的静かになります(それでも踏み込みすぎると、より大きな排気音が出ますので気をつけましょう…)。
排気量が大きい車のデメリット
- 自動車税が高い
- 燃費が悪い
- 車体サイズが大きくなりがち
やはり、自動車税と燃費の悪いのが車の維持費としては痛いですね。車体サイズが大きくなりがちなのは、先程ほどの説明にあったようにエンジンの排気量とは燃料の燃える部分の容積を表しているからです。容積が大きいエンジンを載せるため単純にそれだけ容積が車体に必要になります。そのため車体サイズが大きくなったり、車内の体積が小さくなります。日本の道は狭いので、車体サイズが大きくなるのは小回りが効かなくなり困りますね(汗)。
維持費のことが気になるかもしれませんが、やっぱり自分にあった車を探していくことが重要になってきます。乗っていて、楽しく車って持つのが嫌になりますからね。
では。