昨日、楽天SCHDについて、記事を書きました。楽天SCHDの方は、特定口座で少し投資してみますが、SBIにも対抗するものがないか気になるところ。SCHDには、SBIから投資できないため、他の商品に目を向けてみます。
全世界株式への投資
さて、SBI証券も高配当株の投資信託をいくつか用意しており、最近話題となっているのが「SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)」(愛称:スマートベータ・世界高配当株式(分配重視型))です。この投資信託の特徴としては、
- 全世界株(米国、日本、欧州、新興国)への投資
- 高配当(年率4.0%)
- 低コスト:信託報酬 年0.0550%(税込)
です。楽天SCHDと比べて、全世界への分散投資ができるのは嬉しいところです。SBI証券によると、すでに登場させたファンドを通じて、分散投資を行う模様です。
- SBI米国高配当株式マザーファンド
- SBI欧州高配当株式マザーファンドⅡ
- SBI新興国高配当株式マザーファンド
- SBI日本高配当株式マザーファンド
本ファンドは、信託報酬率を年0.055%(税込)に抑えると共に、実績運用報酬を徴収しないことで、グローバル株式(含む日本)に投資するインデックスファンドを含めた公募投資信託として、投資家の皆さまに最低コスト※2での投資機会をご提供いたします。
本ファンドは、米国、欧州、日本、新興国の4ヵ国/地域を投資対象とするマザーファンドを通じて、配当利回りに着目し、高水準のインカムゲインと中長期的な値上がり益の獲得によるトータルリターンの追求をめざしますが、各投資対象国/地域において、各種市場指数の構成や時価総額比等を勘案の上、個別銘柄の配当状況、株価のバリュエーション評価・分析など、SBIアセット独自の基準に基づき銘柄の選定およびポートフォリオの構築を行います。(引用元:SBI証券)
どのような企業に投資しているかは、各ファンドの投資先を参照してみると良いでしょう。例えば、SBI日本高配当株式マザーファンドは、「SBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」の運用報告(8/30時点)を参照してみます。上位10銘柄の投資先は、このようになっており見事に景気敏感株に偏っている印象です。株価の安定よりも、配当を重視する戦略の気がします。
投資先の中身をみることは自分の中での納得感を高めるため重要です。
わかっていないこと
私が現時点でわかっていないこと、理解できていないことはマザーファンドへの投資割合です。均等に4つのファンドに投資するのか、それとも米国の比重が高いか、新興国の比率は、などです。私としては、全世界なら均等でも良いのですが果たして?
- SBI米国高配当株式マザーファンド
- SBI欧州高配当株式マザーファンドⅡ
- SBI新興国高配当株式マザーファンド
- SBI日本高配当株式マザーファンド
運用コスト面では、隠れコストがどのくらいか。年0.0550%より、どのくらいプラスされるのかです。投資信託に投資する場合、表に出てくる数値は疑ったほうがよいです(業績なんて、そんなもんですが)。
また、基準価格の成長率も気になります。いわゆるタコ足配当で、基準価格が全く伸びない場合もありえます。新NISAで投資するなら、伸びるものに投資しないと意味がないですよ。
以上の不明点は、運用実績を参照すればわかるので、10/1以降に運用開始されてからはしばらく様子見です。
明日も良い暮らしを目指して。
今日はこの辺りで。
では。