東京でのコロナ感染者数が300人近くになってきました。まだまだ感染者数は増えていくのか不安です。
さてそんな中、AppleよりiPhoneにアップデートがありました。「iOS 13. 6」が配信開始されています(ソース:engadget)。
このアップデートには、以前取り上げた「CarKey」と呼ばれるデジタルキーの対応が含まれています(過去の記事)。これは、NFC機能を使って、車の解錠・ロック、エンジン始動ができるようになります。現時点で対応しているメーカはBMWのみで、モデルも7月から生産されたものに限られます。
日本メーカは最近になってやっとCarplayの導入事例が増えてきた段階ですので、この身近な車に採用されるにはあと2,3年はかかると筆者はみています。それまでにセキュリティや使い勝手が向上して、しっかりとしたものになっていることを祈ります。ハッカーに盗まれたりする不安がなくなりますからね。
iOS 13.6時点で対応しているアップル製品は、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone SE(第2世代)、そしてApple Watch Series 5(watchOS 6.2.8以降)となっています。
主なアップデート内容は、以下です。
デジタルキーばかりが注目されるかもしれませんが、地味にヘルスケアの機能が追加されています。コロナ対策として、体調を入力し、他のアプリで共有する可能になりました。先日リリースした「接触確認アプリ」との連携も期待してよいでしょうか。
車のデジタルキー
- iPhoneを使って対応車両のロック解除と施錠、およびエンジンの始動が可能
- iCloud経由で紛失したデバイスからデジタルキーを安全に削除
- iMessageでデジタルキーを簡単に共有
- ドライバー固有のプロファイルを使って共有キーを構成し、フルアクセスを許可したり運転を制限したりすることが可能
- 予備電力によって、iPhoneのバッテリーがなくなったあと最大5時間、車のロック解除およびエンジンの始動が可能
ヘルスケア
- 周期記録”から記録された症状などの新しいカテゴリを“ヘルスケア” Appに追加
- 発熱、悪寒、のどの痛み、咳などの新しい症状を記録し、他社製Appと共有する機能を追加
その他
- Wi-Fiに接続されたときに自動でデバイスにアップデートをダウンロードするかどうかを選択するための新しい設定を追加
- iCloud Driveからのデータの同期中にAppが応答しなくなることがある問題に対処
- データローミングを有効にしていても、eSIMのデータローミングが無効になっているように表示されることがある問題を修正
- サスカチュワン州からの一部の電話が米国から発信されているように表示される問題を修正
- Wi-Fi通話で電話をかけたときに音声が途切れることがある問題に対処
- 一部のiPhone 6sおよびiPhone SEでWi-Fi通話の登録ができない問題を修正
- 特定の他社製ハードウェアキーボードに接続すると、ソフトウェアキーボードが予期せず表示されることがある問題を解決
- 日本語のハードウェアキーボードが誤って英語(US)キーボードとしてマッピングされることがある問題を修正
- AssistiveTouchが有効になっているときにコントロールセンターにアクセスした際の安定性に関する問題に対処
- 常時接続のVPN接続によって送信されるトラフィックから除外するドメインを管理者が指定できるメカニズムを提供
将来的には、顔認証でロック解除とかになるのでしょうかなどと夢をみつつ今日はこれまで。
では。